プシュケ
1753年　油彩168．3×192．4cm
所蔵：ナショナル・ギャラリー評議会／イギリス

パリでシヤルダンやブーシェに学び1752年ローマ賞を受賞して５６年から５年間イタリアで修業します。1753年王立アカデミーに在学中、この絵の原作（キューピッドから貰った贈物を姉妹に見せるプシュケ）がヴェルサイユ宮殿で展示された記録があります。姉妹の頭上に擬人化された「妬み」が描写されている所から、1669年にラ・フォンテーヌが発表した物語に題材をとり、1751年にパリで上演され評判になった同名のバレエに刺激されたといわれています。

フラゴナール　Jean Honore Fragonard（1732〜1806）
ブーシェの愛弟子でもあり、ロココ美術の正統的伝承者です。ロココ美術の、明るい色彩と魅力的な曲線を特徴とした装飾的な絵画様式を体現している画家といえるでしょう。