バリスの審判
制作年不明　油絵130×188cm　　個人蔵

17世紀バロック様式の代表者。アントワープで広い教養を身に着けた後イタリアに行って学びます。母親の死のためにイタリアから帰国し、たちまちフランドル（現在のベルギー）の最大の画家になりました。多くの弟子をかかえて2000点以上の作品を制作し、宮廷に仕えて外交官になりヨーロッパ各国を歴訪しました。（パリスの審判）に取材した作品は何点もあります。トロイの王子パリスが3人の女紳の中から一番美しいヴィーナスを選ぷギリシャ神話の話しです。

ルーベンス　Pieter Paul Rubens（1577〜1640）
若くしてイタリアのマントヴァで宮廷肖像画家となったルーベンスは、ミケランジェロに深い感銘を受け、人物の「肉感」「重量感」の表現に心を砕きます。動きの多い劇的な構図、人物の激しい身振り、華麗な色彩女神像などに見られる豊満な裸体表現など革新的な表現が特徴です。