雪の道と家
1920−9年　油彩　64×80cm
所蔵：山形美術館／山形

父親がフランドル出身でパリ生れ。プラマンクは「フランドル人」の意味です。競輪選手やバンドマンとして、苦しい生活の中で独学で絵の修業をします。ゴッホに強い影響を受け、ドランやマチスと親しくなりフォーヴィスム運動に参加します。1908年頃からセザンヌに強く魅かれ、奔放な色彩から濃い青を主調とした構成的な穏やかな色調に移ります。その後表現主義的なダイナミックな風景画、特に雪景色を描くようになります。水彩画や版画も手がけています。

ブラマンク　Maurice de Vlaminck（1876〜1958）
アンドレ・ドランと出会い、さらにゴッホ展に刺激を受け、パリのサロン・ドートンヌにて衝撃的なデビューをし、マティス、ドランらと共に20世紀フランス絵画界にフォーヴ旋風を巻き起こした。後の変換期にはセザンヌの影響によりキュビスムにも傾倒したが、円熟期には強烈且つ重厚でエネルギッシュな独自のスタイルを確立した。