らでんこうげい
螺鈿工芸
らでん工芸について よくモザイクという言葉を耳にします。石や陶片を壁などに埋め込んで作られた絵画のことですが、これは本来、古代ギリシャ、ローマ文明の頃、建築物に色の違う大理石を切ってはめ込む施工方法を言い、盛んにつくられていました。ギリシャ神話に出てくる芸術神ミューズに捧げる物ということからモザイク(Mosaic)という言葉がつきました。これは、ミュージック(Music)やミュージアム(Musium)の語源でもあり、芸術作品は、すべてモザイクと呼ばれていました。そのうち、大理石だけでなく色の違う木や貝の内側の真珠質の部分もはめ込んだ作品へと発展していき、木のモザイクはマーケタリー(寄せ木)に、貝はらでん工芸に、ガラスはステンドグラスへと進化していきます。貝をはめ込んだ工芸は、ギリシャ、ペルシアを発祥としてシルクロードを通り中国へ、そして日本へは、奈良時代に唐代の優れた技法が伝わりました。ヤコウガイ、アワビ、オウムガイ、チョウガイ、シジミ、メキシコアワビなどの貝の裏側をスライスしたものを用い、厚貝法(像雁)、薄貝法、蒔貝法、割貝法、置貝法、色貝法、毛彫法、浮彫法、青貝法など数十種類もの技法があります。 |
技法 | 貼り付け素材 | ベース素材 | 塗料 |
---|---|---|---|
ホログラム |
MDF素材 | ||
メタリックパウダー |
掲載している全ての画像・文章の無断複製・転載を禁じます
Bijutukogei Senter Tezukuri yokochou
PRESENTED BY BIJUTSU KOGEI CENTER CO.LTD SINCE 1961ARTS & CRAFTS CTR 7-3-1TOKUMARU ITABASI-KU TOKYO 175-0083 JAPAN